変種変量生産に対応し、市場を拡大する複合マシン
複合マシンへの要求の高まり ![]() 同社は昨年、これまで加工テーブルと同じパスライン上にあった下部タレットをテーブル下部に埋め込み、テーブル面を全面フラットにした、まったく新しい発想のパンチ・レーザ複合マシンACIES-2512T(金型ストレージとマニプレータ付き)を導入。今年2月には同型機の2台目を追加導入し、ブランク工程の主力として運用を始めた。「以前は、レーザが動いている間はパンチングが止まってしまう複合マシンの特性をデメリットと捉える発想もありました。しかし今では、レーザマシンとパンチングマシン間の横持ち作業の工数削減、つかみ換えがなくなることによる加工精度の向上、2次加工の工数削減、裏キズレスによる品質向上といったACIESのメリットが、こうしたデメリットを帳消しにしてくれます」。 「10年に1度」の大規模設備投資 ![]() 1988年に完成した茨城工場では、設計・試作・板金・プレス・洗浄・塗装・シルク印刷・組立配線までの一貫生産体制を実現する“ミニ大田区”を構築。現在では敷地面積1万坪、工場建坪3,500坪、社員120名超の中堅企業へと成長した。... つづきは本誌2012年8月号でご購読下さい。 |