〜SHEET NOW〜
建設機械関連の仕事が40〜50%を占める ![]() しかし、得意先の最終製品がコモディティ化し、競争が激化していることもあって、同社が受注する仕事の受注単価は大きく下落。薄利多売の状態となっている。昨年後半から建機・クレーン関連の受注が好調で、月によっては受注の半数を占めるようになっており、直近数カ月の平均では売上の40%以上を占めるようになっている。 同社では、アスファルト舗装用の建機であるグースアスファルトフィニッシャーで使われるブラケットやカバーのほか、各種フレーム関係の製品でサブアッシー後に納品するユニットまで、多種多様な製品を加工している。また、クローラクレーン関係では重要保安部品の製造と機械加工を担当している。 建機や産業機械、造船関連の製缶仕事ということもあって、確定受注が入ってから材料手配や作業指示を行っていたのでは納期に間に合わない。そのため、内示段階で材料・加工の手配を行うようにしている。一定の仕掛り在庫が発生するが、安全在庫とみなしている。 ![]() また、現在は自社で作成したExcelベースの受注管理システムを使って、受注入力から出荷管理までに対応している。しかし、受注アイテムは1点ごとのパーツ受注からサブアッシーまで行うユニット受注までと幅広いため、受注アイテム数がとにかく多い。得意先から進捗状況や納期確認の問い合わせを受けるたびに、担当者が工場に入って製品を探すなどの手間もかかるため、生産管理の合理化も課題となっている。... つづきは本誌2012年8月号でご購読下さい。 |