〜Sheetmetal World CHINA〜
25年前の日本のバブル経済を彷彿とさせるトキメキ ![]() ところが、ひとたび戸外からホテルやオフィス、レストラン、ショッピングモールに入ると暖房が十分に効いており、コートなしでも快適だった。レストランでは半袖のセーター姿で食事をする女性客も見られる。電力不足で暖房の設定温度を低めに設定している日本と違って、中国では省エネの意識がまだ低く、ホテルの部屋をはじめ、どこへ行っても設置温度は26℃。室内では寒さ知らずで快適に過ごすことができる。 大半の中国の人々には、設定温度を1℃下げることで、石油換算でどれくらいの省エネ効果があるか、などという考えは浸透していない。 食の豊かさも目立つ ![]() ヨーロッパ調の建物内にはベーカリー、カフェ、中華料理(広東・四川・香港など)、日本料理、韓国料理、イタリアン、アラビア料理まで個性派レストランが軒を連ね、価格もリーズナブル。食事に入った四川料理店は1 階・2階ともほぼ満席。客層は家族連れ、カップル、グループと様々で、味もライト・ミディアム・ホットと辛さをオーダーできるので客の3割ほどは欧米系の外国人だった。店のつくりも中華レストランというよりもカフェに近く、BGM に時折ジャズがかかり、おしゃれな雰囲気だった。子どもにも、おしゃれな服を着せて来店している家族連れもおり、生活の豊かさが見て取れた。... つづきは本誌2012年3月号でご購読下さい。 |