〜Industrial Trend〜
2012年度の国内需要は1,443両を見込む ![]() 落ち込みの要因は、JR東海・JR西日本向けの新幹線車両N700系の集中投入が2011年度に完了したことに加え、鉄道事業者によっては、震災後の減収や復旧費用等の増加にともなうキャッシュフローの減少を考慮して、2012年度の設備投資額を縮小していることが挙げられる。 JR 新幹線・在来線は軒並み減少 ![]() JR在来線に関しては、JR東日本のE233系(京葉線など)やE657系(常磐線特急)、JR東海の313系(中部近郊圏電化対応向け)などへの更新需要で485両を見込んでいる。今後10年ほど同程度の需要が続くと予測される。 東京メトロをはじめとする地下鉄車両の需要見通しは150両。2011年度の225両と比べ、約33%の減少。今後も同水準で推移していくとみられている。 関東・関西・中部・九州の大手私鉄は、合計で335両と前年度の205両から約63%増と大幅に伸びると見込む。また、鉄製構体の車両が多く老朽化が進んでいるため(関西以西では60%以上)、今後も順調に更新需要が続くと見られる。ただし、関西以西の地域では乗客数の低減傾向が続き、収益は厳しいものとなっている。 そのほか、路面電車が20両、機関車・貨車・気動車・客車が合わせて152両となっている。... つづきは本誌2012年3月号でご購読下さい。 |