〜SHEET NOW〜
デザイン・設計を行うキタガワ工芸の製作会社アイ. ディ. ステン ![]() 同社が得意とする島飾り・幕板は、パチンコホールの玉補給を行う構造物の部品で島1列につき、遊技台が12〜25台収まる。構造は、支柱を立て、150mmのアンカーボルト止めを施し、2台のパチンコ台を1ユニットとする島が一般的。島は上から、幕板(一部、集塵機能が付く)・呼出ランプ板・機械収納スペース・天板(玉箱載せ台)・腰板・そして床と接する キタガワ工芸の発注元である玉補給機メーカーは、全国をカバーし同社はその補給機メーカーが外に出す仕事の約80%を受注するほど。 補給機メーカーでは、Macの3次元グラフィックソフトを使ってデザインを行い、そのデータがキタガワ工芸に来る。キタガワ工芸が3次元CADアシュラベラムで施工図を作成し、IDSにDXFデータを流す。IDSではその施工図に基づいて加工する。キタガワ工芸のように自社で加工・施工まで対応する企業は少ない。 短納期に対応するため製造工程を内製化 ![]() 設備については「それまで外注をお願いしていた板金工場と同じメーカーのシャーリング・レーザマシン・プレスブレーキなどをそろえました。アマダのマシンは1995年にセットプレスを導入し、それ以来、年々に入れ替えていきました。私は加工にはまったくの素人でしたので、新しいマシンが入ると社員には『これはどう使うのか』『どう使えばよりよい仕上がりになるのか』と聞き、アマダの担当者にも『これはどう使えばいいの?』と尋ねたりしました。アマダの担当者は素人の私にも、聞けば必ず解決方法や加工のノウハウを持ってきてくれ、社員にもマシンの扱い方などを伝授してもらいながら、試行錯誤でなんとか製品の仕上げ方にも慣れていきました。自分がマシンのことをまったく知らないので、時には社員に『なぜ、ここがこうならないの』『こうするにはどうしたらいいの』ときつく問うたこともあります」。... つづきは本誌2011年5月号でご購読下さい。 |