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「社員が主役の会社です」 ![]() 会社は人間形成の場 ![]() 「入社した当日から社員の覇気のなさに辟易した」という柳社長は、「会社を学校にしてやろう」と考えた。それが「南海学園」である。 「『南海学園』の看板を掲げてはいるものの、特別なカリキュラムを組んでいるわけではありません。モノづくりのためのヒトづくりというよりも、会社は人間形成の場であり、学校そのもの、という考え方です。コンセプトは“自立心”と“相互扶助”(助け合い)。これを社員の生き方に反映させることを目指しています」。 毎日、朝礼では社長以下、社員もそれぞれが自らの心意気を発表し、2010年は社員が自分の志や家族紹介のムービーを制作。各々のムービーは、同社のWeb サイトに順次、公開されていく予定だという。 「教育の原点は、高い目標、志を立てることです。そこで、社員それぞれが自分の現場に“世界一”の標語を掲げました。世界一というのは、自分にしかできない、他では誰もできないことをやること、そして、それをカタチにしてお客さまに差し出すことです」。 ![]() 柳社長のこういった言葉の端々に、冒頭に挙げたムービーのテロップ「心を製品に」「物に命を吹き込む」の原点がうかがえる。... つづきは本誌2011年5月号でご購読下さい。 |