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「社員が主役の会社です」 代表取締役社長の柳 善朗氏会社は人間形成の場 レーザマシンFO-3015NT+AS-3015FO。棚付きで生産性が大幅に向上した。右奥には社員が掲げた“世界一”の標語が見える「入社した当日から社員の覇気のなさに辟易した」という柳社長は、「会社を学校にしてやろう」と考えた。それが「南海学園」である。 「『南海学園』の看板を掲げてはいるものの、特別なカリキュラムを組んでいるわけではありません。モノづくりのためのヒトづくりというよりも、会社は人間形成の場であり、学校そのもの、という考え方です。コンセプトは“自立心”と“相互扶助”(助け合い)。これを社員の生き方に反映させることを目指しています」。 毎日、朝礼では社長以下、社員もそれぞれが自らの心意気を発表し、2010年は社員が自分の志や家族紹介のムービーを制作。各々のムービーは、同社のWeb サイトに順次、公開されていく予定だという。 「教育の原点は、高い目標、志を立てることです。そこで、社員それぞれが自分の現場に“世界一”の標語を掲げました。世界一というのは、自分にしかできない、他では誰もできないことをやること、そして、それをカタチにしてお客さまに差し出すことです」。 昨年12月に本社工場と真岡工場にWeb カメラを13台設置。相互に生産状況を把握することができる柳社長のこういった言葉の端々に、冒頭に挙げたムービーのテロップ「心を製品に」「物に命を吹き込む」の原点がうかがえる。... つづきは本誌2011年5月号でご購読下さい。 |



代表取締役社長の柳 善朗氏
レーザマシンFO-3015NT+AS-3015FO。棚付きで生産性が大幅に向上した。右奥には社員が掲げた“世界一”の標語が見える
昨年12月に本社工場と真岡工場にWeb カメラを13台設置。相互に生産状況を把握することができる