〜世界経済をリードする中国の板金事情〜
倍々で売上を伸ばす ![]() 龍光電子集団は携帯電話をはじめとした通信機器の筐体、ボックスなどの板金加工から組立までを一貫して行う企業グループ。ケース、ルーター、携帯電話基地局、太陽光発電に使われるソーラーパワーブラケットなどの設計・開発、加工、組立までを一貫して行っている。 創業以来、急速に発展中 ![]() 2006年には広東省の中国最大手の通信機器メーカーの仕事を受注したのを機に、新工場を建設。この年には板金加工だけで1,000万元(1億2,500万円、1元=12.5円換算)を売り上げた。その後、2007年には5,000万元(6億2,500万円)、2008年には1.9億元(23億7,500万円)、2009年は3.5億元(48億7,500万円)と倍々で売上を伸ばした。同社は、湖南龍光科技有限公司以外にも7社の製造グループ会社を持ち、グループの従業員総数は3,000名を超える。ISO9001、ISO14001などの国際的な品質規格や環境規格の認証を取得し、得意先には世界の通信機器のトップメーカーが多数含まれる。特に品質に関しては、独自のガイドラインを設定し、最高品質の製品を生産・納品する体制を構築し、顧客満足度の改善に努力している。 東部に労働者を供給した湖南省 同社のグループ会社は、大半が広東省・東莞市周辺に立地しているが、今回取材した湖南龍光は、東莞市からおよそ700km離れた内陸に位置する湖南省の省都、長沙市近郊の「瀏陽制造産業基地」に立地している。 ... つづきは本誌2011年4月号でご購読下さい。 |