“複合加工”でベストの工法を 提案 ![]() 定期的に受注する得意先は50社前後、メインの10社で売上の約80%を占める。新幹線車両部品、半導体・FPD製造装置、医療機器用部品など様々な業種の製品を受注している。 フィンランドにCAD展開をアウトソーシング ![]() 同社は2005年から、ベトナム・ホーチミン市にあるプログラミングセンターに展開プログラム工程をアウトソーシングしている。きっかけは、以前に同社でプログラムを担当していた社員が、フィンランドのヘルシンキ工科大学へ留学したことだった。 「その社員は、もともとは木工を志していました。彼が28歳のときにヘルシンキへの留学が決まったのですが、学費・生活費を工面しなくてはならない。そこで、当社で担当していた展開プログラム作業を学業の合間に手伝ってもらうことにしました。当社も助かるし、彼も学費の足しにできます。AP100αの設備一式を持たせて送り出しました」。 ![]() 日本から図面をFAXで送ると、自動変換サービスが画像に変換、メールに添付してフィンランドへ転送する。夜の9時に送れば、フィンランドは昼の2時。大学から帰ってきてからプログラムの作業に取りかかる。日本では、翌朝に出社すると、展開されたDXF形式のCADデータがメールで届いている。 ベトナムにプログラム作業をアウトソーシング ![]() 「2005年12月頃、人づてに、ベトナム・ホーチミン市にあるプログラミングセンターを知りました。当時のベトナムはまだ情報インフラが整備されておらず、回線もダイヤルアップがメイン。図面を画像にしてメールで送っていたのでは、通信トラフィックに回線が耐えられず、受け取れません。だからメールをやめてファイルサーバーを設置し、ス キャニングした図面の画像データをサーバーにプールして、端末からアクセスするシステムに変更しました」。... つづきは本誌2011年3月号でご購読下さい。 |