
ロボットによる曲げ加工はマシンごとに金型を決め、段取り工数ゼロを実現。マシン上部テーブルにはつかみ替え用のグリッパーが備え付けられている
世界的な景気後退で自動車産業向けの大型ロボットの受注は減少したが、人手による作業を置き換えることが可能な小型ロボットが生産自動化のニーズによってロボット事業の下支えとなった。また、今後は中国などの新興市場開拓でも人件費の抑制を目的としたロボットの潜在需要が高まると見ている。そこで、同社では人間と同じラインで、安全に作業させることができたり高速で作業できたりするロボットの開発に力を注いでいる。また、ロボットの主要な構成部材であるロボットコントローラのキャビネット(筐体)の供給体制を増強するために、キャビネットを製造する板金工場に第2工場を増築、年末までに稼働を開始する。...