〜コモディティ化が進む工作機械〜
親会社と新規顧客の2本柱 ![]() 竹内正則工場長は、「リーマンコモディティ化が進む工作機械ショック後は非常に厳しく、スター精密の仕事だけではやっていけなくなりました。当社はOSメタルの頃から、細々とではありますが外販もやっていましたので、スター精密以外のお客さまとのパイプをさらに太くするとともに、今年6月に開催された機械要素技術展や地元の展示会などで広く外部にPR、新規顧客の開拓に注力しています。『従来の取引先との付き合いがあるから』と門前払いされることがほとんどでしたがそんな中でも2〜3件、新規のお客さまを獲得することができました。その中には2〜3年前から商談を続けてきた大手電子デバイス機器メーカーも含まれ、このお客さまが今年になってから増産体制に入り、夏場には想定した以上のボリュームの仕事をいただけました。7〜8月は夏休みもなくフル稼働、一時はスター精密を上回り、売上の60%を占めるまでになりました。今年になってスター精密からの受注も回復してきて、現在では完全にオーバーフロー状態です」。 日米欧向けの大型機種を中心に秋以降の回復を見込む ![]() 仕事量ではピーク時を超える回復を見せており、売上金額もピーク比80〜90%にまで回復しているが、厳しいコストダウン要請によって利益率は忙しさに比例しない。利益確保のために、変動費・外注費の削減、自動化・デジタル化によるムダ取りが実行されている。... つづきは本誌2010年11月号でご購読下さい。 |