データの保護、早期復旧、お客さまへの“安心” ![]() 「当社独自のノウハウを盛り込んだ何万件もの加工データが何らかの要因で失われてしまった場合、復旧は正直に言って難しい。図面を見てつくり直すにしても、プログラムを作成する際にいちいちメモを残しているわけではないので、前と同じモノができるとは限りません。しかも、失ったデータをすべてつくり直すには10年以上かかるでしょう。そうなれば会社は存続できません。データは当社の存続にかかわる重要な資産ですから、厳重に保管する必要があります」 最初期からネットワーク化を推進 ![]() 1980年代からCAD/CAMのワークステーションと加工マシンを光ケーブルで繋いでデータによる運用を開始し、クライアント・サーバー型のPCネットワークが実用化すると即座に移行。1995年、板金ネットワークサーバーASIS100が製品化したばかりの頃からネットワーク化を推進してきた。デジタル化、ネットワーク化の意識が高く、早くから積極的に採用してきたからこそ、データの重要さは人一倍、身に染みている。 「正確に数えたわけではありませんが、これまでにつくり溜めたプログラム件数は13万件くらいになると思います。規模のわりには、かなり多い。これまでも安全保管のために、フロッピーディスクやMOといったメディアにバックアップしたものを耐火金庫や、モノによっては銀行の貸金庫を借りて定期的に入れ替えるといった対応をしてきました。しかし、メディアの容量が小さいこともあって、大量のメディアが必要になり、バックアップするだけでも大変な工数を要しました。それが、2009年6月にSDDサポートサービスを導入したことで、こうした管理業務からすっかり解放されたのは非常にありがたい」。... つづきは本誌2010年10月号でご購読下さい。 |