〜地産地消が進む医療機器関連と板金業界〜
堅調に推移する医療機器業界 ![]() ![]() 同社が製造するのは医療機器の中でも人工透析機器の筐体フレーム、その他、計測機器、電子機器、事務機器などの板金筐体・精密板金加工を手がける。現在では人工透析機器の関連が売上比率50%くらいから70%程度にまで増加した。 「医療機器に支えられて、2009年度の売上はピークの2007年度比85%程度まで回復しました。世界的に見て医療機器は成長産業ですし、これからも大きく落ち込むことはないでしょう。しかし、誰もがそういう目で見ていますから、世界的にはグローバル競争が激化し、国内では大手の医療部門強化や他業種の中小サプライヤーの新規参入が目立つようになり、競争はもっと激しくなって来るでしょう」現状と競争の激化が予測される医療機器産業について語る。 人工透析機器関連で繁忙感 ![]() ステンレスの加工技術で新興国に対抗 BRICsを中心に、中南米・東南アジア・アフリカなどの新興国で医療機器の需要が大きく伸びるのは必至。他業種と比べれば固有技術が保たれている医療機器といえども、主戦場を新興国に移し、グローバル競争が激化することでシフトグローバルへの対応が迫られている。... つづきは本誌2010年7月号でご購読下さい。 |