〜SHEET NOW〜
2020年を目標とした「ネクストジェネレーション」計画 ![]() 「今年、設立50周年を迎え、次の10年計画『ネクストジェネレーション』の青写真を2、3年前から描き始めていました。これからは、なんでも請けるのではなく、適材適所でお客さまにお応えしていく。国内2カ所の工場、中国福建省のローカルベンダーもしかり、です。また、この不況後はさらに一歩進んだモノづくりの時代が来るでしょう。そのためには当社も安全な製品づくり、安心な企業へと今以上にステップアップする必要があると思います。営業・開発・受注から製造・組立・納品・出荷だけではなく、アフターフォローまでのラインに対応し、お客さまの要望に沿った顧客満足度の向上を狙い、競争優位に立つ。板金加工、組立を切り口にするが、こだわらない。その中から新しいビジネスが生まれてくる気がしています。その準備として、4月中にベトナムを訪れ、モノづくり環境の調査を行いました」と伊東健二社長は語りはじめる。 ![]() 社員の技量に頼ったモノづくりか ら、加工マシンやソフトウエアへの置き換えを積極的に推進。例えば、正しい展開図を短時間に作成する2次元CAD/CAM AP100や3次元ソリッド板金CAD SheetWorksなどを導入して事務所側で間違いのないデータを作成・記録。曲げ加工データを全自動で作成することができるDr.ABE_Bendなどの支援ソフトを充実させ、曲げ担当者のストレスを軽減するとともに、不良率低減にも役立たせている。加工マシンもネットワーク対応型高精度ベンディングマシンHDS-8025NTや人手を介さずにタップ立てを行うCTS-900NT、パンチ・レーザ複合マシンAPERIOV-255EcoNTなど、ネットワークを活用したモノづくりを進め、受注からの流れが非常にスピーディかつスマートになった。 ![]() つづきは本誌2010年5月号でご購読下さい。 |