
YAGレーザ溶接ロボットYLR-15002のティーチング作業をする入社4年目の古関智広さん。月間70時間から120時間稼働する。

Dr.ABE_Bendで自動生成した曲げデータで加工シミュレーションを行う
「私が3代目社長に就任したのが20年前の平成元年、36歳の時でした。社長就任にあたって私が実行したのが設備投資と人材«財»確保でした。企業が成長するためには設備力と人材«財»が重要です。社長就任当時は先代を含めても社員の数は10名程度で、親父のカオで仕事を繋いでいる状態でした。カオに頼った仕事では生き残れない、他社にはない当社の特徴を持たなければ」と考えるようになった。その頃から、1業種1社と定め、狭い京都で摩擦を少なくするよう配慮した。また、絞り加工ではオンリーワンであってもいろいろな業種から試作が来ると協力工場に頼んでやってもらわなければならず、上記の決意を実践するためにも社内ノウハウを蓄積させるためには自分の会社でやらないと技術は残らないと判断、«試作もできる会社に»、が目標となった。当時の外注比率は70%、それが今では内製化率70%に逆転した。...