〜特集:「建設機械業界の板金調達」〜
![]() 建設機械業界は量産・組立中心の産業形態。高度な生産技術や大規模な設備を必要とする他、全国的な販売・メンテナンスネットワークを構築しなければならないこともありコマツ、日立建機、コベルコ、新キャタピラー三菱、住友建機などのシェアが高い。完成品メーカーと部品加工メーカーに分かれ、各建機メーカーがサプライチェーンを構築している。反面、各建機メーカーの共通する部品を供給するサプライヤーもあり、部品加工メーカーには系列・協力工場と、独立部品加工メーカーとがある。 内需は28カ月、輸出は58カ月の連続増 (社)日本建設機械工業会(会長 島田博夫氏)が発表した19年1月の建設機械出荷金額の総合計は1,815億円で前年同期比12.6%増加となった。内需は632億円で13.2%、外需は1,183億円で12.2%の増加となり、結果、内需は28カ月連続の増加、外需は58カ月連続の増加となった。総合計では、52カ月連続の増加となった。機種別に見るとトラクタ、油圧ショベル、ミニショベル、建設用クレーン、道路機械、基礎機械、油圧ブレーカー圧砕機、その他建設機械の8機種と補給部品が増加し、建設機械は2002年以降順調な生産を続けている。同じく同工業会が1月時点で正会員である建設機械メーカー74社を対象に実施した需要予測結果によると、国内需要に関しては2006年度下期は民間設備投資の増加、中古車の海外輸出により国内保有台数が減少したことによる入れ替え需要、 ... つづきは本誌2007年5月号でご購読下さい。 |