Report ― VPSSを活用した板金ナレッジメント(下)
前回(3月号)に続き(株)アマダからVPSSを活用した板金ナレッジメントのレポートを掲載します。 3. デジタル板金工場 アマダは、ITをはじめとする最新技術を活用した高生産・高付加価値板金工場を「デジタル板金工場」と称して3つの切り口で推進している。 3-1 3つのデジタル化 ― デジタル宣言 ― デジタル化1「内段取りの外段取り化」 ![]() こういったベテランの頭の中で行ってきた「頭脳展開」(参照:図3)と呼ばれる段取り作業をデジタル化し、外段取り化することでベテランへの集中を解消することがデジタル化の狙いでもある。会社内のだれもが段取りを行えるようになることで、稼働率が向上し、段取りと実加工の割合を逆転させていくことにつながるのである。 デジタル化2「インテリジェント化」 ![]() @段取りの知能化:段取り手順のアナウンスなど A操作の知能化:作業者の意図するところを予測する B加工の知能化:最適加工順の設定など Cメンテナンスの知能化:事前のメンテナンス告知や自己診断機能 これらの知能化されたマシンによって、誰でも簡単に高品質の製品を安定して生産できることを目指している。 ... つづきは本誌2007年4月号でご購読下さい。 |