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主要業種別トレンド分析―板金関連10業種のトレンドを探る

全体的に上向き傾向

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毎年恒例となっている板金業界への有力発注元である主要業種・業界トレンドをまとめた。

2013年の日本経済はアベノミクス効果もあって円安・株高でまずマクロ経済に明るさが戻り、消費者・経営者のマインドが明るくなってきた。それによって個人消費や設備投資にも上向き傾向が見受けられ、景気全体が緩やかな回復基調となっている。

こうした中で、板金業界の主要な得意先業種・業界10業種を取り上げて、2013年実績と2014年の見通しを分析した。建設機械など一部の業種を除くと全般的に業況は回復傾向にあり、特に通信や鉄道車両などインフラ関連業種で力強い動きが見られている。

総人口が減少局面に入り社会が成熟化してきている日本では、これからは個人消費にも民間設備投資にも期待が持てないという見方がある。その一方で、民間企業では設備年齢(ビンテージ)の高まりが目立っており、更新需要が生まれる目安といわれる11年の使用期間を超えて、15年、20年と老朽化する設備も珍しくない。それだけに、今後は設備の更新需要に対する期待も広がっている。昨年後半の工作機械受注を見ても、下期に受注が拡大した内需――設備更新需要が牽引していることは間違いない。欧米と比較しても設備年齢が高齢化してきた日本企業が、ここで更新需要にはずみをつければ景気回復はますます確実なものとなっていく。各業種・業界に横断的に更新需要が出てくることで、板金業界にも新たな需要が生まれる可能性が高まっている。

以下、業種・業界別のトレンドを紹介する。

つづきは本誌2014年1月号でご購読下さい。

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