新しいモノづくり提案

電力・通信機器の新しいモノづくり提案

工数削減やリードタイム短縮を実現する

㈱アマダ グローバル特販部 エンジニアリンググループ

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 アマダは5月17日から6月28日までの期間、国内最大のプライベートショー「AMADA INNOVATION FAIR2014」(AIF 2014)を伊勢原ソリューションセンターで開催しました。AIF 2014では会場の一角に「新しいモノづくり提案」コーナーを設置し、これまで紹介してきた「工作機械カバー」「医療機器」「電力・通信機器」のほか、新たに「食品加工機器」を題材にしたモノづくり提案を行いました。そこで、今号では「工作機械カバー」(2013年2月号)と「医療機器」(2013年9月号)に続く第3弾として、「電力・通信機器」の新しいモノづくり提案を、「配電盤」と「パーソナルサーバーラック」に分けてご紹介します。

「配電盤」のモノづくり提案

画像:配電盤 (SPCC・板厚1.6 ㎜)配電盤(SPCC・板厚1.6 ㎜)

近年は中国・インド・ブラジルなどの新興国で、電力需要が急速に増加しています。また世界的にみても、環境負荷低減に対応し、エネルギー効率を最適化する次世代電力網「スマートグリッド」へと移行する動きが始まっており、電力機器に対する需要は増え続けています。

しかし電力機器は、厳しい生産コストの制約の中、耐久性や強度など規格化された機能を満たし、短納期化やカスタマイズ対応などの差別化が求められる製品でもあります。

製造視点で見ると、電力機器(特に配電盤や分電盤など)は箱形状が多く製造しやすいと考えられがちですが、盤に搭載する電気機器や設置方法などはメーカーごとに異なり、材質や形状、加工方法など様々な要求があるため、実際には規格化が難しく、カスタム盤といわれるように、多品種少量生産によってつくられるケースがほとんどです。そのため、設計・製造工程ともにリードタイム短縮とコストダウンの実現が求められます。

 今回は屋外設置の配電盤を例に、3つのモノづくり提案を紹介します。

つづきは本誌2014年10月号でご購読下さい。

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