「MWCS 2014」の出展動向と業界トレンド
レーザマシン百花繚乱の時代を迎え、4万社以上の板金サプライヤーが競合する中国
来場者総数は11万人超
11月4日から8日まで上海新国際博覧センター(Shanghai New International Expo Centre)で、「2014国際工業博覧会」が開催された。
ハノーバー・フェアーズ・インターナショナル(Hannover Fairs International GmbH)とハノーバー・ミラノ・フェアーズ上海(Hannover Milano Fairs Shanghai Ltd)の共催で、「Metalworking and CNC Machine Tool Show 2014」(MWCS 2014)、「Industrial Automation Show 2014」(IAS 2014)、「Energy Show 2014」(ES 2014)という3つの専門展示会が同時に開催され、期間中の来場者総数は11万2,000名となった。MWCSはホールE1~E5を使い、展示面積は6万㎡で、展示面積のほぼ半分のスペースを板金機械が占め、アジアでは最大規模の板金機械見本市となった。
主催者は「経済と情報のグローバル化によって、新興国・先進国というくくりに関係なく、経済の発展のパターンも変わってきた。特に科学技術の革命的な発展がそれを加速させている。今回の展示会は、中国という巨大な市場で開催されたことで、外国からの出展者、中国からの出展者がそれぞれ変化を加速させることにつながった」と評価した
中国では昨年、3万6,560台もの産業用ロボットが販売され、世界最大のロボット市場となった。稼働台数30万台と、世界第1位の日本を2016年には追い抜くといわれているように、中国を中心とした新たなラウンドが始まっている印象を受けた。
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