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2015年を展望する

主要業種別トレンド分析 ― 板金需要業界は全体的に横ばい~上昇の見込み

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画像:盛況だった「第27回 日本国際工作機械見本市」(JIMTOF 2014)盛況だった「第27回 日本国際工作機械見本市」(JIMTOF 2014)

毎年恒例となっている板金業界への有力発注元である主要業種・業界トレンドをまとめた。

日本経済は、2014年7-9月期の実質GDP成長率が予想を大きく下回り年率換算マイナス1.9%となった。これにより政府はデフレからの脱却を確実なものとするために、10月に予定されていた消費増税を1年半延期、2017年4月からとすることを発表した。

年末の総選挙で政府与党が勝利したことで、アベノミクスへの国民の支持が得られたとして、政府は2014年度補正予算で景気てこ入れの経済対策を打ち出すことが予想され、2015年の経済はさらなる改善が進むものと考えられる。ただ、円安が加速して1ドル120円台が続くことになると、輸入物価の上昇によって食料品などを中心とした製品が値上がり、消費者心理や中小企業経営に影響することも懸念される。

また、世界経済も米国の景気回復は確実なものの、中国、欧州の経済不振、さらには原油価格の下落によって、GDPの4割を原油輸出に頼っていたロシア経済のリスクも拡大。これによってウクライナ問題、さらには中東など地政学的な課題にも注視しなければならない。また、エボラ出血熱の感染拡大が続いており、パンデミックも懸念される。こうしたことをみていくと2015年の経済動向は楽観できない。

そこで、板金業界の2015年の動向を予測する新春企画として、板金比率の高い主要10業種の動向をまとめた。

次ページより、業種・業界別のトレンドを紹介する。

画像:日本の実質GDP成長率推移(2014〜15年は予測)/国際通貨基金(IMF)2014年10月発表日本の実質GDP成長率推移(2014〜15年は予測)/国際通貨基金(IMF)2014年10月発表

つづきは本誌2015年1月号でご購読下さい。

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