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「モノづくりマッチングJapan 2014」開催

金属3Dプリンタに注目―産業用途で普及の兆し

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画像:「次世代3D積層造形技術総合開発機構」(TRAFAM)ブース「次世代3D積層造形技術総合開発機構」(TRAFAM)ブース

10月15日から17日までの3日間、東京ビッグサイトで「モノづくりマッチングJapan 2014」(主催:日刊工業新聞社)が初開催された。同展は「3D/造形技術展」「表面仕上げ・バリ取り加工技術展」「機能材料・加工技術展」という専門性の高い3つの展示会によって構成され、それぞれの分野で高い技術をもった128社・団体が出展した。期間中の来場者数は1万106人だった。

国産金属3Dプリンタに関心が集まる

来場者の関心を集めていたのが「3D/造形技術展」―金属3Dプリンタ(金属積層造形技術)だった。

3Dプリンタといえば、樹脂で造形するタイプが先行して普及してきたが、一般用途や形状把握に限定した試作のみで、産業用途での活用はごく一部に限られていた。しかし最近は、産業用途を前提とした金属3Dプリンタが普及の兆しを見せている。松浦機械製作所、ソディック、DMG森精機に続き、ヤマザキマザックが金属3Dプリンタ事業に参入を表明するなど、工作機械メーカーが本格的な取り組みを加速させている。

金属積層造形の技術は、松浦機械製作所が2002年頃から他社に先がけて展開してきた。同社は今回の展示会で「次世代3D積層造形技術総合開発機構」(TRAFAM)の一員として金属光造形複合加工機「LUMEX」をパネル展示。同機構は経済産業省から「三次元造形技術を核としたものづくり革命プログラム」の委託を受けている。

画像:金属3Dプリンタで製作したデジタルカメラの金型(松浦機械製作所)金属3Dプリンタで製作したデジタルカメラの金型(松浦機械製作所)

つづきは本誌2014年12月号でご購読下さい。

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