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「TECHNO-FRONTIER 2014」開催

板金需要が期待される急速充電器やパワコンも先行きに陰り

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電源・熱管理技術の大手、台湾・デルタ電子

今回注目されたのが、初めて大規模出展を行った台湾の電源・熱管理技術大手、デルタ電子(台達電子、本社:台北市)。出展製品は、省エネ・電池・通信機器関連、データセンターリモート管理システム、EV用充電インフラ、再生可能エネルギーなどの分野。中でもEV用直流急速充電器「DCJシリーズ」は寒冷地仕様も含め12機種をラインアップ。このシリーズは、日本のCHAdeMOと欧州のSAE Comboの両規格に対応する急速充電器として、初めて「次世代自動車振興センター」の補助金対象機種に登録された。筐体には、塩害への腐食耐性が高いステンレス筐体を採用している。

また、最高変換効率96.5%を実現した太陽光発電システム用パワーコンディショナーは、無効電力制御機能を搭載。高い耐塩害性能を備え、沿岸地域などでの使用にも適している。

携帯電話基地局向けにはスマート化したエネルギー管理ソリューションを提供。屋外型4G LTE設備とフェムトセルを組み合わせた分散型システムで、ネットワークの負担軽減と高速データ通信を可能にするほか、モバイルネットワークの構築費用も大幅カットできる。これら電源盤の筐体にはアルミやステンレスを採用し、軽量化と耐候性向上のニーズに対応している。

同社は1971年の創業以来、年平均34.3%という高い成長率で事業を拡大、現在の年間売上規模は7,000億円を超える。台湾を含め世界31カ所に製造拠点を持ち、電源・熱管理技術では世界トップクラス。今回出展された製品の多くは、同社のタイ工場で製造された製品であり、板金筐体を含めた適地適産が進んでいる。

つづきは本誌2014年9月号でご購読下さい。

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