特集

ファイバーレーザ溶接によるプロセスイノベーション

最新レーザ加工技術と溶接への応用

(株)アマダ FLW 商品開発室 高津 正人

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画像:ファイバーレーザ溶接ロボット「FLW-4000M3」ファイバーレーザ溶接ロボット「FLW-4000M3」

アマダでは、板金加工ソリューションとしての溶接を、パンチングやレーザ切断などのブランク工程、ベンディングによる曲げ工程の次にくる重要な工程として位置付けています。特にレーザによる溶接技術の開発はYAGレーザ溶接ロボット「YLR」からはじまって、現在の最新のファイバーレーザによる溶接ロボット「FLW」の市場投入に至っています。

レーザ溶接は、ビームのファイバー伝送による6軸多関節ロボットへの搭載が可能となったYAGレーザ溶接ロボットとして商品化されましたが、YAGレーザを最新のファイバーレーザに置き換えて、レーザ溶接能力をさらに向上させながら、「FLW」シリーズとして汎用溶接機FLW-M1/M2/M3、リモート溶接機「FLW-MR」、ハンディ溶接機「FLW-MT」と展開しています。

ファイバーレーザの特徴と溶接への応用

高ビーム品質

ファイバーレーザには図2で示すような特長があります。なかでもビーム品質については、ファ イバーレーザの波長がCO2のおよそ1/10の1μm帯と短く、ビーム集光径を絞れること、それによる高いエネルギー密度および材料へのエネルギー吸収率が高いことにより、高反射材であるアルミ・真鍮・銅・チタンなどへの高い加工能力を発揮します。ブランク加工に対してはアルミ引抜材の切断やステンレス薄板の高速切断などが可能となりますが、溶接ではより深い溶け込みが可能となります。

画像:ファイバーレーザの特長ファイバーレーザの特長

つづきは本誌2014年8月号でご購読下さい。

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