優秀板金製品技能フェアで「厚生労働大臣賞」を受賞
震災を乗り越え、地域振興で学校跡地に新社屋完成
株式会社 三輪工業
第26回優秀板金製品技能フェアで「厚生労働大臣賞」を受賞した(株)三輪工業の「かみふうせん」(C1100P・C2801P・SUS304、板厚1.0mm、W180×D180×H180mm)
「20年間は個人企業」との覚悟から
三輪宏一会長の懐古より―「モノづくりが好きで48歳で独立、スタート当初は政府系金融機関から開業資金を借り、以前からの知り合いだったアマダの営業マンに相談して、設備を整えていきました。『信用』と『お客さまに迷惑をかけてはいけない』を信条とし、お客さまに喜んでいただく『部品屋』を宣言して、ここまできました」―以来24年、一度も赤字を出すことなく、リーマンショックでもリストラせず、たとえわずかでも賞与を出し続ける企業体質を構築してきた。
三輪宏一会長(右)と三輪貴宏社長(左)
若い力、ITの力を活用
1996年、株式改組するとともに、1号機のパンチングマシンARIES-245Ⅱを導入。そのプログラム作成のため、当時日本IBMに勤務していた子息の三輪貴宏現社長を呼び戻した。三輪会長は経営全般と営業と工場管理、三輪社長はコンピュータを活用したモノづくりの仕組みの構築という役割分担で、事業を進めるようになった。三輪社長はARIESのプログラムを担当しながら新人を育て、やがては受注から出荷までを一括管理できるシステムを構築、デジタル化を推進していく。
パンチングマシンEM-255NT(手前)とAC-255NT(奥)
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