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「FOOMA JAPAN 2014」開催

コンビニ・スーパー向けPB市場が好調/省エネ、自動化・省力化へのニーズがいっそう高まる

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画像:ツカサ工業が出展した粉体ミキサー。コンビニベンダーの海外の食品工場向けに十数台製造したツカサ工業が出展した粉体ミキサー。コンビニベンダーの海外の食品工場向けに十数台製造した

アジア最大級の食品機械の総合展示会「FOOMA JAPAN 2014」(2014 国際食品工業展)が6月10日から13日までの4日間、東京ビッグサイトで開催された。主催は(社)日本食品機械工業会。原料処理から製造・検査・包装・物流に至るまで、食品製造プロセスを構成する様々な分野から、667社(前回比58社減)が出展した。会期中の来場者は前回比2.1%減の9万2,118人。このうち海外からの来場者は2,456人だった。

PB市場向け食品機械が好調

(社)日本食品機械工業会によると、食品機械の国内販売額は2011年から毎年増加しており、2013年は前年比1.0%増の約4,428億円で、2014年も拡大が見込まれている。

好調の主な要因は、コンビニ・スーパー向けPB(プライベートブランド)の充実や、食品工場の統合・大型化の進展などを背景に、新商品の市場投入や生産能力強化にあわせた設備投資が増えたこと。東日本大震災からの復興需要は、乳製品加工機械などでみられたものの、2013年以降は一服感がみられている。

好調要因では、依然としてPB市場の拡大が目立つ。近年は、食の安全・安心に対する意識や健康志向の高まり、個食化や共働き世帯の増加といったライフスタイルの変化などを背景に、食に対するニーズが多様化している。その中で、イオンの「トップバリュ」やセブンイレブンジャパンの「セブンプレミアム」のように、豊富な商品群・低価格・高級感・味といった付加価値を持つPB製品への需要は高まる一方だ。

つづきは本誌2014年8月号でご購読下さい。

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