Sheetmetal World

精密板金加工業におけるプロ意識

ムダの削減と重要分野への積極投資によりThe Fabricator誌の「2014年インダストリー・アワード」を受賞

DeWys Manufacturing,Inc. (デワイズ・マニュファクチャリング)

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DeWys Manufacturing, Inc.は、これまで進めてきた様々な改善などの取り組みが評価され、米国板金製造者協会(FMA:The Fabricators & ManufacturersAssociation, International)が発行する月刊誌『The Fabricator』の「2014年インダストリー・アワード」を受賞した。ここでは、The Fabricator誌に掲載された同社の紹介記事を抄訳・転載する。

  出典:『The Fabricator』(米国)、2014年2月号、pp.64-69<br.
  抄訳:『Sheetmetal ましん&そふと』編集部

  写真:『The Fabricator』編集部

精密板金加工のDeWys Manufacturing, Inc.は、「リーン生産方式」のトレーニングに加わるチャンスに飛びついた。この取り組みは14年後、見事に報われた。

2000年、家具OEMメーカーの米国最大手のひとつが、トヨタ自動車の生産方式であるリーン生産方式について学ぶために、ミシガン州西部のジョブショップだった同社に、従業員2人を派遣するよう招待した。このOEMメーカーは社内に“カイゼン”の方式を展開している最中で、その範囲をサプライヤーまで広げようとしていた。

同社の経営陣は、この招待に応じることは顧客との関係強化になるだけでなく、作業現場の活動を改善するメリットもあると考え、最も有能な社員――エンジニアと品質管理の責任者の2人を派遣すると約束した。このプログラムは6カ月間続き、同社はトレーニングに参加している期間も2人の社員に6カ月間給与を支払うことになった。

「あれが出発点で、“カイゼン”は雪だるま式に膨らんだ」―C.T.Martin副社長と共同で同社のオーナーも務めるJon DeWys社長は話す。リーン生産方式は一時的なものではなく、同社にすっかり根づいている。

画像:Jon DeWys社長(左)とC.T.Martin副社長(右)Jon DeWys社長(左)とC.T.Martin副社長(右)。左側の新たな材料保管システムのおかげで、通路には鋼材用の木製パレットはない。保管ラックでは仕掛品を保管せず、ブランク工程はその日に予定されている部品だけを加工する

つづきは本誌2014年6月号でご購読下さい。

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