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世界の産業用レーザ加工システム市場、2013年に5%増で1兆円超え

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画像:世界のレーザ加工システム市場規模推移/ Optech Consulting世界のレーザ加工システム市場規模推移/ Optech Consulting

前年不調の欧州市場が2ケタ増に反転

スイスの調査会社Optech Consultingによると、2013年の世界の産業用レーザ加工システム市場は、前年比5%増の107億ドル(1兆700億円、1ドル100円換算)に達した。

切断・溶接・マーキングを含むマクロ加工向けレーザシステム市場は、前年比7%増で82億ドル(8,200億円)に達した。

微細加工向けのレーザシステム市場は25億ドルで、2013年は前年比1%減。半導体資本設備に対する需要が世界的に低調だったことが背景にある。レーザ微細加工システムは主に半導体・太陽電池・プリント基板・FPDの製造に用いられる。

産業用レーザ加工システム全体の成長率5%は、過去10年の年平均成長率である約10%を下まわる。この低迷は、下期にアジア太平洋地域で需要が落ち込んだことが主な要因。中国・日本・韓国を含むアジア太平洋地域は、世界のレーザ材料加工システムの50%以上を消費している。

世界シェアの約30%を占める欧州では、米ドルベースで前年比10%以上の伸びをみせた。ドイツ・フランス・イタリアという巨大市場で需要増となったためだ。前年(2012年)、欧州のレーザシステム市場は米ドルベースで8%減と大きく落ち込んだが、2013年は目覚ましい回復をみせている。

世界シェア約15%を占める米州でも、2013年のレーザシステムの需要は増加している。米国は力強い成長が3年続いた後で冷え込みをみせたが、南米は2ケタ成長だった。

つづきは本誌2014年6月号でご購読下さい。

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