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自動販売機は減少基調も普及台数526万台
中国では上海万博へ向けて増加傾向


自販機の年間普及台数と自販金額の推移(日本自動販売機工業会発行「自販機普及台数及び年間自販金額2008年版」より)自販機の年間普及台数と自販金額の推移(日本自動販売機工業会発行「自販機普及台数及び年間自販金額2008年版」より
  日本自動販売機工業会がまとめた2008年末現在における自販機および自動サービス機の普及台数は、対前年比97.4%の526万3,900台となった。普及台数に占める割合が最も高いのは飲料自販機で、全体の49.2%となっている。昨年の飲料自販機の普及台数は、企業内などでの不採算機の撤去が進んだことから1.9%の減少となった。一方、たばこ自販機は、7月からの成人識別の全国展開に伴い技術的に対応できない古い機種の撤去に加え、コンビニとの競合による売上低下などが影響し、18.4%の大幅な減少となった。券類自販機は、IC カード乗車券と自動改札機の普及に伴い、乗車券自販機の台数見直しが図られたことから1.8%の減少となった。
自販金額5兆7,478億円
2008年(1〜12月)に自販機および自動サービス機により販売された商品、提供されたサービスの年間売上金額(自販金額)の合計は、5兆7,478億150万円で、前年より17.1%の減少となった。主力の飲料自販機分野では、天候不順、経済情勢の悪化に伴う企業の人員整理・残業減少に加え、たばこ自販機に併設された機械での「ついで買い」が減ったことから、年間自販金額は10.6%の減少となった。また、たばこ自販機分野では、成人識別機能への不慣れにより自販機利用頻度が低下したことから、49.7%の大幅な減少となった。券類自販機分野では、普及台数は減少したものの1台当たりの自販金額に増減は見られなかった。...

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