〜Event〜

「 KEIO TECHNO-MALL 2008 」開催
3分野で成長する医工連携に注目




ラウンドテーブルセッション「慶應義塾大学の医工連携」ラウンドテーブルセッション「慶應義塾大学の医工連携」
 慶應義塾大学の研究や技術の実演・現物展示会「KEIOTECHNO-MALL2008(第9回慶應科学技術展)」が昨年12月19日?、東京国際フォーラムで開催された。慶應義塾先端科学技術研究センター(KLL)が主催する同展は、同大学理工学部(横浜市)と大学院理工学研究科(同)の研究成果を社会に還元することを目的としており、産学連携の窓口としての機能も果たしている。当日は、技術者、研究者、企業関係者などが多数会場を訪れ、来場者は1,200名を超えた。技術連携のレベルに応じて、会場全体を「技術展開ゾーン」、「萌芽発掘ゾーン」の2つのゾーンに分け、約70のブースで実演・現物展示により最新の研究や技術を紹介した。各ブースには教員や研究室の学生が常駐し、マテリアル、環境・バイオ、医用工学・医療福祉、機械・システム、情報通信、電子・光デバイス、建築・都市など、それぞれの分野における研究成果のデモンストレーションを行い、来場者も実演に参加したり熱心に質問を投げかけたりするなど、会場は活気に溢れていた。同時に、併設会場では教員により「拡がるレーザ治療の世界」(物理情報工学科荒井恒憲教授)、「ピューロマイシン・テクノロジーが拓く新たな医療・バイオの世界」(生命情報学科柳川弘志教授)など、計14の連携技術セミナーが開催され、最新の開発技術や研究が発表された。技術連携を検討する企業関係者も多数来場し、連携相談窓口では情報提供や個別の相談が取り交わされた。また、「エコロジカル・テクノロジー」「慶應義塾の医工連携」「流れと反応をとらえる新技術」の3つのテーマについて、複数教員によるラウンドテーブルセッションが併催された。中でも「慶應義塾の医工連携」では...

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