〜Event〜

「EMO Hannover 2013」開催
同時5軸制御の工程統合・複合加工機の出展が目立つ



出展者数・来場者数は前回を上回る
9月16日の開会式には、ドイツ連邦大統領やニーダーザクセン州首相、欧州工作機械工業連盟(CECIMO)委員長などが出席した9月16日の開会式には、ドイツ連邦大統領やニーダーザクセン州首相、欧州工作機械工業連盟(CECIMO)委員長などが出席した
9月16日から21日までの6日間、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で世界最大の工作機械見本市「EMO H ハノーバーannover2013」が開催された。 今回は、開催国ドイツをはじめ、工作機械出荷額で世界1位・2位の中国・日本のいずれも2013年第1四半期の工作機械受注額が前年同期比で2ケタ減となるなど、世界経済の減速による工作機械需要の低迷が心配されていた。しかし幕を開けてみると、今回のEMOには世界43カ国・地域から2,100社が出展し、前回2011年の41カ国・地域、2,037社を上回った。特に日本・中国・台湾・韓国・インドなどアジアからの出展が増加し、日本・中国・台湾・韓国の4カ国で出展者全体の20%を占めるなどアジアの存在感が増した。 日本からは、一般社団法人日本工作機械工業会の会員企業を中心に75社が出展。期間中の来場者総数は14万5,000名と前回2011年の13万8,651名を若干上回った。 EMOは、世界の工作機械出荷額の約40%を占める欧州で開催される世界最大の工作機械見本市。それだけに、世界中の工作機械メーカーが技術開発にしのぎを削って、出展してきている。そのため、EMOでは工作機械技術で世界中の金属加工産業に関わる企業が一同に会し、国際ビジネスを進める最高の舞台となっている。 出展者は、来場者である工作機械ユーザーに最新の加工技術を紹介し、設備投資に対する貴重な検討機会を提供することになり、低迷する需要回復を目指す絶好の機会となった。...

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