〜Management〜

グローバルな競争社会を生き抜く
梅田工業、インドネシア子会社をリズム時計工業に売却
インドネシアに板金特化の子会社を新たに設立

梅田工業 株式会社



売却金額は約30億円
梅田燿敬社長梅田燿敬社長
梅田工業梶i代表取締役社長・梅田燿敬てるゆき氏、埼玉県行田市持田2662 TEL048-553-3191、http://umedakk.co.jp/)はこのほど、インドネシア現地法人・梅田工業インドネシア(PT.UMEDA KOGYOINDONESIA)の全株式を、リズム時計工業梶i代表取締役社長・笠間達雄氏)に約30億円で売却した。 梅田工業は、精密板金、プレス、金型設計・製造、機械加工まで幅広く対応し、半導体製造装置やスイッチング式電源、計測機器などの機構部品などを中心に製造している。リズム時計工業は、「時計事業」を中核に、その技術をもとに車載映像機器や情報機器を手がける「電子事業」と、精密金型の生産や部品成形を行う「プレシジョン事業」を展開している。 今回の買収によりリズム時計工業は、東南アジアで最大の人口を有する成長著しいインドネシアで、二輪・四輪車ならびに電機メーカーなどを得意先に持つPT.UMEDAKOGYO INDONESIAをグループに迎えることになった。これにより、戦略的生産拠点として海外におけるネットワークのさらなる拡大を図り、インドネシア国内のみならず東南アジア市場の成長をグループ全体として取り込んでいこうとしている。 買収後は増資や社名の変更を計画している。リズム時計工業の2012年3月期の海外売上高比率は約13%で、今後、引き上げていく方針。現在は米国・香港・中国・ベトナム・シンガポール・韓国に海外拠点をもつ。

「これ以上の事業拡大に苦慮、M&Aに踏み切った」
インドネシアで開設予定(来年6 月以降)の新会社で、ブランク工程の主力となるレーザマシンFO-MU RT 3015 NT/アマダインドネシアで開設予定(来年6 月以降)の新会社で、ブランク工程の主力となるレーザマシンFO-MU RT 3015 NT/アマダ
タレットモジュールをブラシテーブルの下に格納することにより、ワークが通過するパスライン上には、加工時に使うダイのみが存在する「全面フルフラットブラシテーブル構造」を実現しました。パンチセンターには、必要な金型のみが単独で上昇・加工を行うといった、タレットパンチプレスとシングルパンチ双方の長所を兼ね備えた新しいタイプの機構を採用しています。装着可能な金型は、従来同様、1/2インチから4-1/2インチまで。また、指令選択した金型サイズごとに変化開口するブラシシャッターテーブルにより、安定したパスラインが確保され、それによりワークの高速搬送を実現しています(図表2)
また、ダイの上下量をNC指令によって任意に位置設定する「自動ダイ上下機構」を搭載。通常加工・成型回避を目的とした上下動作のほか、金型(ダイ)の保守によるハイト変更に対しても従来のダイシムが不要となり、NC指令による適正位置への自動設定が可能となっています。
これらによりタレットパンチプレスの誕生以来の課題とされてきた金型(ダイ)とワークとの干渉、キズ、腰折れ、および金型の保守といった課題を一掃。金型レイアウト、加工順序の設定、ネスティング、加工速度など、プログラマとオペレータが苦慮してきた問題が解消され、加工プログラム作成作業の負荷低減を一段と促進させました。
さらに、パンチング加工におけるカス上がり対策としては、従来から効果のある「カスサクション」(強制吸引方式)の性能をさらに向上。金型サイズごとに独立した吸引構造をすべてのステーションに装備し、適正吸引を行うことで、カス上がりを原因とする不良撲滅に寄与します。...

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