〜Event〜

「MF-Tokyo 2013」(プレス・板金・フォーミング展)開催
ファイバーレーザと曲げ加工に注目



プレス・板金・フォーミングなどの塑性加工技術の専門展「MF-Tokyo 2013」が7月24から27日の4日間、東京ビッグサイト(主催:一般社団法人日本鍛圧機械工業会、日刊工業新聞社)で開催された。第3回となる同展のテーマは「マザーマシン鍛圧機械と塑性加工・レーザ加工の技術の進化」。出展者数は201社・団体(前回比35.9%増)、出展小間数は1,062小間。来場者数は2万9,631人となった。
注目を集めた複合加工ソリューション
各ブースに立ち寄る来場者/日本鍛圧機械工業会各ブースに立ち寄る来場者/日本鍛圧機械工業会
来場者の注目度が高かったのは、「工程統合・複合化」「固体レーザ加工」「ACサーボ駆動の曲げ加工」などに関連した出展機。主な加工マシンは、工程統合・複合マシンが2社2台、ファイバー・ディスクレーザマシン(切断)が4社4台、ベンディングマシンが8社8台(パネルベンダー2社2台を含む)となった。
トルンプは、ディスクレーザ発振器「TruDisk 3001」を搭載したディスクレーザ・パンチ複合マシン「TruMatic6000 fiber」(出力3kW)を世界初出展。銅・アルミ・真鍮といった高反射材の複合加工が可能となった点をPRした。また、加工マシン全体を保護カバーで囲い、レーザ加工中の安全性も確保。加工スピードは毎分40m(SPCC・板厚1.0 o)で、5´×10´材にも対応。ダイが高速昇降することにより、裏キズレス加工を実現していた。
村田機械と三菱電機は、タレットパンチプレス「M-3048TG」とCO2レーザマシン「ML 2512HV2-R-45NF-R」の2台による複合加工ソリューションを参考出展した。パンチプレスからレーザマシンへのワークの搬送は、村田機械製ローディング装置が行い、自動倉庫との接続などシステムアップも行う。パンチプレスからレーザマシンへの横持ち時は、位置計測光(光センサ)で穴座標・傾きを測定し、位置決めを行っていた。...

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