株式会社アマダ(社長・岡本満夫氏)は、ドイツの板金加工業の集積地である南ドイツでの販売を強化することを目的に、ミュンヘン近郊に新たな拠点となるテクニカルセンター「AMADA TECHNICHAL CENTER in LANDSHUT」(以下、TCL)をオープンした。6月7日に行われたオープニング式典には、バイエルン州政府関係者や国内外(ドイツ・スイス・東欧)のユーザー、約100名が招待された。
式典で挨拶した岡本満夫社長は「アマダは1972年、デュッセルドルフに現地法人を設立して以来、ここを拠点にドイツ国内とロシア、東欧諸国へ販売してきました。しかし、ドイツの国内シェアは10%弱と、競合各社がひしめく市場で、期待どおりの成果を挙げられずにいました。世界トップを目指すアマダにとって、ドイツおよび東欧でのシェア獲得は大きな課題。そのような中でオープンしたTCLは、実証加工を行うマシンの展示場やお客さまへの提案ルーム、技能教育のためのスクール機能、パーツ倉庫などを備え、ドイツ南部をはじめとした近隣の東欧諸国で活動するための中核基地となります。モノづくりが盛んなドイツ南部に拠点を設けたことで、提案力の強化を図り、ドイツ北部の「『AMADA SOLUTION CENTER in Haan』との2拠点体制で、ドイツの国内シェア20%程度を確保していきたい」と述べた。
研究開発拠点・AATを敷地内に開設来場者のニーズを開発にフィードバック
ドイツ南部のランツフートに竣工した「AMADA TECHNICHAL CENTER in LANDSHUT」(TCL)