〜Event〜
アマダ、伊勢原本社でグローバルイベントを開催 (株)アマダは、神奈川県伊勢原市の同社ソリューションセンターでグローバルイベント「AMADA Innovation Fair 2013 Global」(以下、AIFG 2013)を開催した。 AIFG 2013のコンセプトは、(1)技術革新による新しい価値「Product Innovation」、(2)テクニカルデータに基づく「最先端P.R.E. (Process Range Expansion:加工領域拡大)」、(3)あらゆるターゲットを網羅する汎用機ラインナップ――の3つ。 会場は主に「イノベーション・ゾーン(新商品ゾーン)」と「ラインナップ・ゾーン(汎用機ゾーン)」の2つで構成された。 会場では29機種の加工マシンを展示していた。そのうち13機種が国内初出展となる新商品。各マシンにはそれぞれ「自動化・省力化」「工程統合」「変種変量生産」「P.R.E.」「省エネ」などのコンセプトが掲げられていた。 同展は5月10日(金)から6月8日(土)まで、木・金・土曜日を中心に計14日、開催された。期間中は国内外から多数のユーザーが来場した。 次世代技術をそなえた最新ソリューション・マシンを一堂に展示 AIFG 2013の会場では、「次世代技術」というキーワードがひんぱんに聞かれた。 最も象徴的な出展機は、工程統合オールインワンマシン「LASBEND-AJ」。同機は、「縦型レーザ」「スインギングプレス」などの機構を採用し、4つの工程(ブランク・成形・タップ・曲げ)を1台のマシンに統合している。 LASBENDが強みを発揮する分野は、小物精密部品の変種変量生産や試作加工。最大曲げ加工トン数は20トンで、加工板厚は0.8〜4.0mmまで。曲げ加工が可能な最大ワークサイズは、600(縦)×400(横)となっている。 試作品製作を協力工場に委託している大手メーカーなどは「試作品製作のために板金加工設備を一式そろえることには抵抗がある。LASBENDは、1台ですべてに対応できる可能性をもった、魅力的なコンセプトのマシンだと思う」と評した。その一方では、加工対象のワークサイズや材料歩留りの問題など、改善課題を指摘する来場者の声も聞かれた。... つづきは本誌2013年7月号でご購読下さい。 |