特集 〜成長が期待される医療機器分野の板金〜

「医療機器製造業許可」を取得

グローバルに医療機器分野の受注拡大を目指す

株式会社 西山精密板金



医療機器関連の受注拡大を目指す
西山勝登専務(左)と西山泰登社長(右)西山勝登専務(左)と西山泰登社長(右)
1963年、西山板金として建築板金業を個人創業。1975年にNCタレットパンチプレスを全国に先駆けて導入し、1984年に巨シ山精密板金として法人化。2001年までに抜き・曲げまでのネットワーク化を果たし、2006年にはテレコントロールによる24時間稼働を開始した。
2009年には、中央自動車道の岡谷ICから車で3分の現在地(敷地面積1,500坪)に、新工場(建坪500坪)を建設、移転した。
2010年に株式改組するとともに、2代目社長に西山泰やすと登氏が就任した。2012年9月には「医療機器製造業許可」を取得し、医療機器関連の受注拡大を目指している。


ミャンマー・ヤンゴン市にCADセンターを開設
優秀板金製品技能フェアに出展した「ギター」のバージョンアップ版優秀板金製品技能フェアに出展した「ギター」のバージョンアップ版
外出前のあわただしい最中だった西山泰登社長は「1月23日からミャンマーに出張し、首都ヤンゴンに開設する『CADセンター』で働くエンジニアの面接をしてきます」と話しはじめる。
現在のミャンマーは、軍事政権から民政へ移管されている。そのため、日米欧などが行ってきた経済制裁も解除されており、自由化が進み始めた同国には今、日本をはじめ、中国、韓国、欧米各国の企業が続々と進出し、販売・製造拠点を開設している。
そんな中で同社はいち早く、今年9月に「CADセンター」を開設する。西山社長の狙いを、製造責任者である西山勝登(かつと)専務は次のように語る。...

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