〜PRODUCT REVIEW〜

パネル曲げ加工の自動化を実現

加工範囲拡大を実現した新型パネルベンダーEPシリーズ

株式会社アマダ 板金機械開発本部 ベンディング第一開発部



EP-2500の基本構成EP-2500の基本構成
2月14日、アマダは新型パネルベンダー「EPシリーズ」を発表した。EPシリーズは、(1)加工形状範囲の拡大、(2)最大加工板厚の拡大、(3)複雑形状への対応、(4)視覚的なプログラム――以上4つのコンセプトによる加工範囲拡大を実現した新型パネルベンダー。本稿では、同機種の開発部門がEP シリーズの特徴を紹介する。

加工範囲拡大により従来導入できなかった業種の 大板加工の自動化を実現
EP-2500AC+周辺装置の組み合わせ例EP-2500AC+周辺装置の組み合わせ例
プレスブレーキとちがい、曲げ加工時に跳ね上がりのないパネルベンダーは、大板の加工や曲げ加工の自動化に適した機械です。また、大板の加工にもかかわらず、曲げ加工が速いこともパネルベンダーの特長です。
しかし、従来のパネルベンダーは、薄板で比較的単純なパネル形状の製品しか加工できなかったため、適合する業種は限られていました。
新型パネルベンダーEP-2500は、加工範囲を拡大して多くの製品に対応したことにより、従来導入できなかった業種の大板加工の自動化を可能にしました。また、従来からパネルベンダーを導入していた業種においては、より多くの自社製品をパネルベンダーで加工することを可能にしています。 ...

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