〜Event〜

「CEATEC JAPAN 2012」開催
EV急速充電器・定置型蓄電池などエネルギー分野に注目が集まる

アジア最大級の規模をほこる映像・情報・通信の国際展示会「CシーテックEATEC JAPAN 2012」(主催:CEATEC JAPAN実施協議会)が10月2日から6日までの5日間、幕張メッセで開催された。出展者は計624社・団体(前回2011年比6.5%増)で、海外からの出展者は19カ国・地域から161社・団体だった。会期中の来場者総数は16万2,219人で、前回と比べ5.8%減少した。
エネルギー分野が存在感を増す
東芝のコンセプト展示「スマートコミュニティ」の模型。太陽光発電・風力発電・大容量蓄電池・ビル・オフィス・工場・EVなどのエネルギーを統合・管理する東芝のコンセプト展示「スマートコミュニティ」の模型。太陽光発電・風力発電・大容量蓄電池・ビル・オフィス・工場・EVなどのエネルギーを統合・管理する
今回のCEATECのメインテーマは「Smart Innovation――豊かな暮らしと社会の創造」。「電力不足に対応するため、また、これまでの社会システムが抱える課題の解決策のひとつとして『スマート化』(知能化)という新しい流れが生まれた」(主催者)とし、自動車などの「モビリティ」、太陽光発電システム・蓄電システムなどの「エネルギー」、遠隔医療システムや「医療・ヘルスケア」の3つの分野にスポットを当てた。
NTTデータと日本無線の高効率・集中電源を採用した新型サーバーラックシステムNTTデータと日本無線の高効率・集中電源を採用した新型サーバーラックシステム
CEATECの主役は、長年にわたってテレビ・PC・モバイル機器に代表されるデジタル家電だったが、ここ数年はエネルギー関連の機器・システムの出展が急増。前回2011年は、東日本大震災と原発事故の影響で定置用蓄電システムの出展が相次いだ。...

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