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地域特性を活かした迅速・柔軟な対応で成長
導入する設備は常にフルスペック新鋭設備導入による営業効果に期待

株式会社イーティー工業



モノづくりの街─新潟県燕市
代表取締役の遠藤健志氏代表取締役の遠藤健志氏
(株)イーティー工業がある新潟県燕市は、板金・プレス・金型・機械加工といった金属加工企業や鋼材業者、塗装業者などが集結しているモノづくりの街。
その中で、同社は特急案件や短納期案件に強い板金加工サプライヤーとして事業を展開。現在まで、半導体・FPD製造装置関連、農業機械のボンネットやカバー、医療機器、分煙機、アミューズメント施設関連、洗浄機といった工場設備、店舗用モニュメント、照明器具関連、建築金物など、様々な仕事を経験してきている。

地域特性を活かした迅速・柔軟な対応をする板金サプライヤー
工場内の様子。手前がブランク工程でレーザマシンFO-2412NT(手前)、パンチングマシンEM-2510NT(左)、工程統合マシンLC-2012C1NT(中央右)が並ぶ。奥が曲げ工程で HD-1703LNT(追従装置付き)、HDS-8025NT+Bi-J などが並ぶ。2010年に導入したC1は、導入直後から3カ月ほどかけて板厚6mmのアルミを何千枚も加工したという工場内の様子。手前がブランク工程でレーザマシンFO-2412NT(手前)、パンチングマシンEM-2510NT(左)、工程統合マシンLC-2012C1NT(中央右)が並ぶ。奥が曲げ工程で HD-1703LNT(追従装置付き)、HDS-8025NT+Bi-J などが並ぶ。2010年に導入したC1は、導入直後から3カ月ほどかけて板厚6mmのアルミを何千枚も加工したという
地域特性や自社の特長について、代表取締役の遠藤健志氏は以下のように語る。
「燕市には、高い技術力・ノウハウを持つ鋼材業者や表面処理業者、塗装業者など、多岐にわたる専門業者が集中しています。地域特性を考慮すると、重要なのは、そのような専門業者と同じレベルの生産能力を身に付けることではなく、お互いに協力し合うネットワークを構築していくことです」。
地域特性を活かした成果のひとつは、近隣にある鋼材業者との連携だ。この鋼材業者は板金サプライヤーを主要な顧客としているため、常にステンレスの定尺板を材料棚にストック。そのため同社が特急案件を受注しても、この業者に電話を一本いれれば、すぐに必要な材料を納品してくれる。このネットワークがあるからこそ、同社は材料調達〜加工〜出荷までの即日対応にも対応できる。...

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