〜SHEET NOW〜
高い設備力と製造技術を武器に、生き残りをかける 代表取締役の込山祐規氏
「当社に"武器"はそろっています。例えば、3次元CADによる設計・構造解析、パンチ・レーザ複合マシンEML-3510NT、平板・パイプ・形鋼の加工に対応するレーザマシンFO-MIIRI3015NT、高品質な溶接を可能とするTIG/YAGレーザロボット溶接機YLR-1500III――こういった高い設備力と、高い製造技術です。これらの強みをフル活用し、向こう10年を見据えても最も厳しい年になるであろう2012年を乗り切ってみせます」と、代表取締役の込山祐規氏は自社の強みと2012年という年の厳しさを語る。(株)山梨ワークスは1999年の創業当初から、半導体・分析装置関連の仕事をメインに手がけてきた。込山社長をはじめ、従業員の多くは板金業界に長年携わってきたため、同社のモノづくり力は高く、定評がある。そのため、得意先からの信頼も年々厚くなり、売上・業績は右肩上がりで順調に推移してきた。 しかし、今年に入ってからは半導体関連の仕事が激減した。 「円高や韓国・台湾の半導体製造装置メーカーの台頭などを背景に、国内半導体メーカーの生産計画が縮小しています。 しかし、これからの時代、口をあけて待っているだけでは仕事は来ないので、生き残りをかけ、新たな分野の開拓を図っていきます」。 Q,C,D の"C"(コスト)が最重要 稼働サポートシステムvFactoryで工場設備の"見える化"に対応
同社のモノづくりは、生産管理システムWILL受注・出荷モジュール+Mと連携したEDI受注からはじまり、3次元ソリッド板金CADSheetWorksや3次元CADPro/ENGINEER(以下、Pro/E)による設計・プログラム、製造現場ではネットワーク対応機による板金加工、そしてYLR-1500Vによる溶接加工、という一貫生産体制。塗装は、協力関係にある塗装業者が隣接しているため、製品を横持ちするロスがない。このことにより、アセンブリーまで対応することも可能だ。...つづきは本誌2012年9月号でご購読下さい。 |