〜SHEET NOW〜

常に“オリジナル”を目指す
モデリングと“解析”による提案力でニーズを切り開いたパイオニア

有限会社ステンレスアート共栄



10期連続で毎年30%の売上増を持続
代表取締役社長の永友義浩氏代表取締役社長の永友義浩氏
「私たちは常に加工技術や製品などが“オリジナル”であることを目指すことを心がけています。それと同時にその技術や製品などが、たとえ世の中で使われるようになったとしてもその一歩先を歩き続けることを意識し、日々取り組んでいます。そのためには、とにかく実直に勉強し続けること、自分たちの頭で物事を考えること、決してあきらめないことが大切です」と代表取締役の永友義浩氏は語っている。
(有)ステンレスアート共栄は2001年、永友社長が前身である共栄研磨を受け継ぎ、3代目社長に就任する際に設立された。設立後10年強という若い会社にもかかわらず、会社設立から2011年まで、リーマンショックの影響もほとんど受けずに、10期連続で毎年着実に30%前後の売上増という高度成長を持続してきた。
成長の原動力となったのは、冒頭で紹介した永友社長の信念に支えられ、他社に先駆けて永友社長みずからが取り組んできた3次元CADによるモデリングと構造解析・熱流動解析を活用した提案力だった。

3次元CADと解析による提案が成長の原動力
平板・パイプ・形鋼の加工に対応するレーザマシンFO-MU RI 3015NT(シャトルテーブル付き)平板・パイプ・形鋼の加工に対応するレーザマシンFO-MU RI 3015NT(シャトルテーブル付き)
「2002年に導入したAP100が、初めて触ったコンピュータでした」という永友社長だが、それから約3年後、機械加工業界で5軸制御のマシニングセンタやCAD/CAMを駆使して国内外で高い評価を得ている(株)大槇精機の大町亮介社長から、3次元CAD/CAMの魅力を伝えられる。「3次元CAD/CAMをいち早く使いこなした企業がこれからは成長する。導入するなら早い方がいい」という大町社長のアドバイスに共感した永友社長は2005年、3次元CAD SolidWorksと3次元ソリッド板金CAD SheetWorksを導入した。...

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