〜Event〜

「第16回 機械要素技術展(M-Tech)」開催
ファイバーレーザ溶接や工法置換で新規開拓を狙う板金サプライヤー

6月20〜22日までの3日間、4つの展示会を同時開催したモノづくり専門展「日本ものづくりワールド」が、東京ビッグサイトで開催された。主催はリードエグジビションジャパン。モノづくり環境が厳しさを増す中、出展企業各社は、大手企業の設計・開発担当者、製造・生産技術担当者へ向けて、日本のモノづくり力をアピールした。今回の出展者数は前年比11.6%増の1,824社・団体。期間中の来場者は7万5,015人で、昨年と比べると12.8%減となった。
生き残りをかけ新規分野からの受注を目指す
伊東板金工業(株)のオブジェは溶接を一切行っていない溶接レス構造。来場者の注目を浴びていた伊東板金工業(株)のオブジェは溶接を一切行っていない溶接レス構造。来場者の注目を浴びていた
4つの展示会のひとつ「第16回 機械要素技術展(M-Tech)」は、機械要素・加工技術を一堂に集め、今年も30社以上の板金サプライヤーが出展した。
本展示会の常連である(株)平出精密(長野県)、伊東板金工業(株)(京都府)、日本ゲージ(株)(茨城県)などに加え、三光産業(株)(埼玉県)や(株)難波製作所(新潟県)などの板金サプライヤーも、昨年に引き続き出展していた。
国内製造業の空洞化が叫ばれる中、出展各社も生き残りをかけている。そのため、ファイバーレーザ溶接をはじめとする最新の加工技術の導入などでQ,C,Dの向上を図るとともに、自社開発ソフトや工法置換の提案を行い、新規分野・得意先からの引合いを目指していた。

ファイバーレーザ溶接による展示品や工法置換の提案が目立つ
ファイバーレーザ溶接された展示品をPR((株)平出精密)ファイバーレーザ溶接された展示品をPR((株)平出精密)
三光産業(株)は、ファイバーレーザ溶接で加工された各種筺体のミニチュアモデルと、電源装置を出展。ボルト結合構造から曲げ加工に置換した銅バーの出展は来場者の関心を集め、特に海外からの来場者の参観が目立った。...

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