〜TOPICS〜



アジア経済
上昇するアジアコスト



アジアの主要都市・地域で賃金上昇の傾向が強まる
JETRO(日本貿易振興機構)が昨年12月から今年1月に調査した「第22回アジア・オセアニア主要都市・地域の投資関連コスト比較」が発表された。これによると、2011年も前年と同様に最低賃金の引き上げが行われ、依然として多くの都市・地域で上昇傾向が続いている。この流れは2012年も継続する見込みだ。
景気の先行き不透明感が高まる中、国内メーカー各社は“適地適産”やリスク分散の観点から、アジア各国・地域への進出意欲が高まっているが、進出先のコスト上昇が懸念されている。
中国の賃金は今後5年で現在の倍に上昇
JETRO が2011年8〜9月に進出日系企業に対して実施したアンケート調査によると、中国での経営上の問題点の第1位は「従業員の賃金上昇」。 ...

つづきは本誌2012年7月号でご購読下さい。