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オーダーメイド品を 高品質で支える開発力と技術
工作機械カバー関連から 最先端テクノロジーによるメタルフィルターまで

株式会社 安達工業



大手サッシメーカーとの取引がターニングポイント
代表取締役社長の安達進氏。後ろの棚にはゴルフや 各種交流会などの資料が並ぶ代表取締役社長の安達進氏。後ろの棚にはゴルフや 各種交流会などの資料が並ぶ
安達社長は38才の時、大手サッシメーカーのカーテンウォールを取り付ける仕事に巡り会う。それから約40年、サッシメーカーのカーテンウォールの取り付けから、各種サッシ・建築板金加工へと派生・展開し、業容を拡大してきた。
2代表取締役の安達進氏は「ある人の紹介で大手サッシメーカーのカーテンウォールを取り付ける仕事をいただき、社員1人をともなって、東京のオフィスビルの施工を行いました。当時流行しはじめたR形状があるタイプで、工夫を必要とする、なかなか難しい施工でした。それをやり遂げたことで順次大きな仕事につながり、幾ばくかの蓄財もできました。それを資金に、6年後には地元に工場を建て、4〜5人の社員を雇ってステンレスやアルミ、鉄などの曲げ加工も手がけるようになりました。華やかな時代を背景に、建築部材も洋風の窓に取り付くR形状や波形などが増え、取り付けのノウハウを曲げ加工に活かすことで、どんな素材でもメーカーのお客さまが感心するくらいの美しい仕上がりにできました」と回想する。

活躍中のパンチングマシンEMK-3610NT は自動棚付きで生産効率を上げる活躍中のパンチングマシンEMK-3610NT は自動棚付きで生産効率を上げる
時代は高度成長期からバブル期へと向かい、大規模ビルや集合住宅、個人住宅などが雨後の筍のように林立し始め、デザイン性の高い化粧パネル・カーテンウォールの需要はうなぎ登りで、同社への依頼は増える一方だったという。
「まだ施工の仕事は一般的でなく、当社はパイオニアだったため、1年後には4トントラックいっぱいに積まれたカーテンウォールが、メーカーから毎月届けられるようになりました。社員には年に3回、賞与を出しました」と語る安達社長の話からも好景気ぶりがうかがえる。...



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