〜Event〜

「AMADA INNOVATION FAIR 2012 GLOBAL」開催
「レーザ」と「自動化」を軸に、「新たなモノづくり提案」を展開

アマダ、伊勢原本社で グローバルイベントを開催
第54回日刊工業新聞十大新製品賞の増田賞を受賞したファイバーレーザマシンFOL-3015AJ第54回日刊工業新聞十大新製品賞の増田賞を受賞したファイバーレーザマシンFOL-3015AJ
アマダは神奈川県伊勢原市のソ リューションセンターでグローバルイ ベント「AMADAINNOVATIONFAIR 2012GLOBAL」(AIFG2012)を開催 した(2012年5月号に関連記事)。
会場は「レーザ・複合ソリューショ ン」を提案する「レーザパビリオン」と、 「VPSSソリューション」を提案する「自 動化パビリオン」の2つのパビリオン から構成される。
AIFG2012のコンセプトは「新たな モノづくり提案」。機械の性能・品質 だけでなく、その機械によってユーザー にどのような新しい加工イノベーショ ンを提供できるかという「加工技術に 基づいた提案」を行うことを主眼に置 き、実際の製造視点に基づいた加工 技術の提案と、加工サンプルの展示を 行った。
同展は5月12日(土)から6月23日 (土)まで、週末の金・土曜日を中心に 開催された。期間中は国内外から1,200社以上のユーザーが来場した。
アマダ、伊勢原本社で グローバルイベントを開催
ロータリーインデックス装置(RI)付きで平板・パイプ・形鋼の加工に対応するFO-MU RI 3015ロータリーインデックス装置(RI)付きで平板・パイプ・形鋼の加工に対応するFO-MU RI 3015
「レーザパビリオン」では、計10台のレーザマシン、パンチ・レーザ複合 マシン、レーザ溶接機が集結した。
自社製発振器を搭載した3軸リニアドライブのフライングオプティクス型ファイバーレーザマシン「FOL- 3015AJ」は、第54回日刊工業新聞十 大新製品賞の増田賞を受賞したフラッ グシップモデル。今回は従来の4kW モデルではなく、新たにラインナップ に加わった2kWモデルが初めて出展された。
CO2レーザでは反射光のリスクが 大きく切断が難しい銅(C1100)の電極部品やアルミ製品の加工サンプルを展示。次世代レーザとして期待の高いファイバーレーザによる加工範囲拡大を提案した。


自動化パビリオンに展示されたブランクと曲げの連結ライン。パンチ・レーザ複合マシンACIES-
2512T(右)とベンディングロボットシステムASTROU -100NT(左)が、一枚取りに対応した自動倉
庫MARS やマルチストッカーなどの周辺装置と連携している自動化パビリオンに展示されたブランクと曲げの連結ライン。パンチ・レーザ複合マシンACIES- 2512T(右)とベンディングロボットシステムASTROU -100NT(左)が、一枚取りに対応した自動倉 庫MARS やマルチストッカーなどの周辺装置と連携している
最大加工寸法4,200×2,200oで、耳つきの大板・厚板を高精度に加工できる「FO-MU4222NT」(6kW)では、ア ダ独自の特許技術である「WACS」 (WaterAssistCoolingSystem)により、材料表面に水を噴射するクーリングカットを実演。熱影響を低減することで厚板(サンプルではSS400の板厚28 o)の安定加工が可能となり、歩留りの 向上(板取り数の増加)も見込まれる。
3軸リニアドライブレーザマシン「LC-3015F1NT」(6kW)では、従来の「クリーンカット」(無酸化切断)以上の高品質な加工ができる「シルキーカット」を実演。切断面の面粗度はクリーンカットと比べて66%向上し、研磨などの後処理工程の負荷が大幅に軽減される点をPRしていた。...

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