〜TOPICS〜



工作機械
2011年の世界の工作機械生産額、前年比35%増の927億ドル



米国の調査会社GardnerPublicationsがこのほど発表した統計によると、2011年の主要28カ国の工作機械生産額は計927億ドル(約7兆2,300億円、1ドル=78円換算)で、前年比35%増となった。2010年の688億ドル(5兆3,700億円)から大幅に伸び、リーマンショック後の世界不況の影響で落ち込んだ生産額は、大きく改善された。
各国の自国通貨で換算した場合の生産額が前年比で大きく伸びたのは、日本、ドイツ、フランス、中国、アメリカ、韓国、イギリスの順となった。ドルに対する為替レートの変動で、ドルベースではさらに急激な増減傾向が見られた。

2011 年の世界の工作機械生産額/ Gardner Publications, Inc.2011 年の世界の工作機械生産額/ Gardner Publications, Inc.
生産額トップの中国は2010年の209億ドル(1兆6,300億円)から32.4%増加し277億ドル(2兆1,600億円)となった(グラフ)。2010年に120億ドル(9,400億円)だった日本は53.3%増の184億ドル(1兆4,400億円)となった。ドイツは2010年の95億ドル(7,400億円)から42.2%増の135億ドル(1兆500億円)となり、中・日・独の上位3カ国が世界の工作機械生産高の64.2%を占めた。...

つづきは本誌2012年4月号でご購読下さい。