〜Event〜

「IMTEX FORMING 2012」開催
南アジアで最大規模の国際工作機械展示会



IMTX が開催されたバンガロール国際展覧会場(BIEC)IMTX が開催されたバンガロール国際展覧会場(BIEC)
南アジア最大規模の国際工作機械展示会「IMTEXFORMING2012」(以下、IMTEX)が1月19日から24日までの5日間、インド・バンガロールのバンガロール国際展覧会場(BIEC)で開催された。主催はインド工作機械工業会(IMTMA)。同時に周辺装置や工具を展示する「Tooltech2012」も開催された。
BIECの13万5,000m2の敷地に4万m2の会場が設営され、世界24カ国から工作機械、板金機械、周辺装置、各種工具や制御ソフトのメーカー528社が出展した。IMTMAの発表によると、出展企業の内訳は、インド国内が268社、海外からは260社。来場者数は約4万人となった。


アマダはレーザマシン FO-M II RI 3015+LST RI-3015 を出展。 出展品の中でも特に注目を集めていたアマダはレーザマシン FO-M II RI 3015+LST RI-3015 を出展。 出展品の中でも特に注目を集めていた
オープニングセレモニーの主賓である天文学者・宇宙科学者のKasturiranganカストゥリランガン博士は「インド政府が掲げるもっとも重要な政策の1つは、多岐にわたる生産工程でイノベーションが起きるよう、これまで以上にサポートすることです。政府からの発表にもあるとおり、これからの10年間は様々な分野で目覚ましいイノベーションが起き、さらなる発展が実現できると期待されます。第12次5カ年計画(2012-16年度)によって、製造業をはじめ、様々な産業にチャンスが生まれるでしょう」とあいさつした。

出展企業の約50%は、インドのローカルメーカー
アマダ製ベンディングマシン HD-1703LNT を興味深く見学する来場者アマダ製ベンディングマシン HD-1703LNT を興味深く見学する来場者
IMTEXに出展していた企業の半数はインドのローカルメーカー。主催者であるIMTMAの加盟企業は約450社だが、このうち約250社がメーカーで、残りは輸入を専門とする商社。発展途上にある国内市場で200社ものローカルメーカーがしのぎを削っていることや、工作機械の品目が多岐にわたることもあって、2ケタのシェアを持つような突出したメーカーは存在しない。日本からは大手メーカーがほとんどで、レーザ、鍛圧・板金加工機メーカーとしてはアマダをはじめ、コマツ、村田機械、ファナック、ヤマザキマザック、アイダエンジニアリングなどが出展。その他はトルンプ(ドイツ)、ビストロニック(スイス)、サルバニーニ(イタリア)などが出展していた。...

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