〜TOPICS〜



十大新製品賞
アマダのファイバーレーザマシンFOL-3015AJが「増田賞」受賞



「増田賞」を受賞したアマダの岡本満夫社長(左)と富士通の間塚道義会長(右)「増田賞」を受賞したアマダの岡本満夫社長(左)と富士通の間塚道義会長(右)
日刊工業新聞社が主催する「2011年(第54回)十大新製品賞」が発表され、1月26日に贈賞式が行われた。
応募総数は58社62点。その中から特に優れた製品に贈られる「増田賞」には、発振器から自社開発したアマダのファイバーレーザマシン「FOL-3015AJ」と、富士通の世界最速の純国産スーパーコンピュータ「PRIMEHPC FX10」が選ばれた。十大新製品賞の本賞には旭硝子の紫外線透過を防止する自動車用フロントガラス、ファナックの学習ロボットなど10点が選ばれた。

産業製品の分野で最も権威ある賞
アマダのファイバーレーザマシン「FOL-3015AJ」アマダのファイバーレーザマシン「FOL-3015AJ」
「十大新製品賞」は、日刊工業新聞社が優秀新製品の開発奨励と日本産業界の技術水準の向上に資することを目的として1958年に創設した表彰制度で、今回で54回目を迎える。
審査にあたっては、その年に製品化され発売された新製品の中から、1.独創的な発明で、国内外で反響が大きかった、2.抜きん出た独創性はなくても、さまざまな工夫や研究改良により性能が世界最高水準に達している、3.至難とされていた技術上の問題を解決し、商品価値からみて日本の産業技術の向上に著しく貢献するとみられる、4.産業・社会の発展に役立つ先導的役割を果たしたとみられる――などが選定の基準となる。
産業各界からの評価は年を追って高まり、この種の賞としては現在、最も権威ある賞として位置づけられている。その中で特に優秀と認められた製品に贈られるのが、本賞創設者である故・増田顕邦氏にちなんだ「増田賞」。なお、増田賞は毎年選出されるわけではなく、該当製品がない年もある。...

つづきは本誌2012年3月号でご購読下さい。