〜Event〜

愛知県精密板金工業会青年部会「葵」・長野県シートメタル工業会幹部会の交流会開催
株式会社ツカタを工場見学
設備力と徹底した5S、作業者のモチベーションの高さに驚く



付加価値の高さに驚く
第2 工場に設備されたパンチ・レーザ複合マシンEML-3510NT の説明を受ける「葵」のメンバー第2 工場に設備されたパンチ・レーザ複合マシンEML-3510NT の説明を受ける「葵」のメンバー
10 月14 日午後から株式会社ツカタ(代表取締役社長:塚田 道氏、長野県茅野市豊平640-4、Tel:0266-72-5151)において、愛知県精密板金工業会青年部会「葵」(以下、「葵」)と長野県シートメタル工業会幹部会による交流会が開催された。
「葵」は毎年、県外の有力な板金工場の見学会を実施しており、今年度は徹底した自動化・ロボット化で24 時間稼働のデジタル板金工場を実現しているツカタを見学した。ツカタは従業員30 名にもかかわらず、今年7 月決算で売上8億5,000 万円を達成。社員1 人あたりの平均月商(パーヘッド)は230 万円、ピークでは300 万円を達成するという高付加価値な仕事をする板金工場。ツカタの塚田社長も役員として参加する長野県シートメタル工業会が、見学会の機会を利用して愛知・長野の板金加工業者の交流会を企画、実現した。
「葵」からは10 社10 名の若手経営者が参加。長野県シートメタル工業会は、幹部会から17 社20 名が参加した。

最新マシンを備えたデジタル板金工場を見学
第2 工場のベンディングロボットシステム ASTRO-100NT セルを見学する、「葵」と長野県シートメタル工業会幹部会のメンバー第2 工場のベンディングロボットシステム ASTRO-100NT セルを見学する、「葵」と長野県シートメタル工業会幹部会のメンバー
交流会は、10 月に竣工したばかりのツカタ第3 工場の2 階にある会議室で、13 時30 分から始まった。はじめに、地元の長野県シートメタル工業会の副会長である(株)ホシバの干場雅志社長から、歓迎の挨拶が行われた。引き続き、「葵」を代表して(株)トヨコーの戸田啓二社長が工場見学を快く受け入れてくれたツカタへの謝辞を述べ、「長野県シートメタル工業会幹部会との交流を通じて、他県の業界動向を知ることができる機会を継続して設けていきたい」と挨拶した。
この後、工場見学に先立ち、ツカタの塚田 道社長が同社の概要を説明した。この中で塚田社長は、同社の7 月決算が約8 億5,000 万円であったこと。大半の設備がアマダ製であること。また、それらの導入に当初は割賦販売を利用していたが、今では大半がリース契約やエネ革税制などの優遇税制を活用することで100% 償却を行っていることを説明した。...

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