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技術の積み重ねとマルチ社員育成世界にひとつだけの製品へ開花
第23回優秀板金製品技能フェアで金賞と中央職業能力開発協会会長賞を受賞

株式会社ミワインテック



創業当時は大手繊維機械メーカーのプレス仕事で順調なスタートを切る
表彰状を受ける代表取締役 三輪 慎一郎社長表彰状を受ける代表取締役 三輪 慎一郎社長
同社は三輪公成会長が1963年に金属プレス加工業として創業。翌年には三輪工業鰍ニして法人化、犬山市内に事業所がある大手繊維機械メーカーと取引をはじめ、繊維機械のプレス加工や部品の製作を始めた。そして、プレス加工から板金加工へとシフトし、今までの人手による工程をプログラムとマシンという新しいツールを使うことにより、加工精度、納期対応、連続稼働による生産性の改善という一段上の顧客満足度を追求し、先進的な製造業として歩み始めた。

板金加工に大きなインパクトを与えたレーザマシン
2007年に導入されたパンチ・レーザ複合マシンEML-3510NT+ASR-48M2007年に導入されたパンチ・レーザ複合マシンEML-3510NT+ASR-48M
1986年頃から板金業界で注目され始めたレーザ加工機に着目、別会社・ミワレーザーを設立した。本社にも2年後にはパンチ・レーザ複合機を2台導入して遅れがちだったレーザ用の仕事を、精度面でも納期的にも大きく改善させた。

新しい出発、新社屋と新社名
パンチ・レーザ複合機が2台入ったことで、仕事量も年々増加してきて工場も狭隘化、そこで1991年に新工場を建設。外観は赤とモスグリーンのモダンな色調でまとめ、社名をミワインテックに改め、工場内の設備レイアウトもマテリアルフローなどの導線を顧慮して検討、1階部と2階部と立体的な活用を行うようになった。これによって得意先にも社員にも、新しいミワインテックを印象付けることができた。設備については、新工場完成後に板金加工ネットワークサーバーASIS100PCLを導入、加工に必要な情報を一元管理し、活用して生産性向上を図った。1999年、ネットワーク対応型のベンディングマシンFBDV-1253NT、2001年にはレーザマシンLC-2412βV NT+AS1048PCを導入、事務所と現場をネットワーク化し、年々デジタル化を推進していく。2003年に現社長が誕生、以後YAGレーザ溶接機YLM-500P、パンチ・レーザ複合マシンEML-3510NT+ASR-48M(6段棚・TK付)や生産管理システムWILL受注・出荷モジュール+Mなどを積極的に導入。ソフト面では加工情報のセキュリティ対策をとる等、多品種少量・納期対応、海外コストに対応できる環境を整えてきた。...

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