〜TOPICS〜



工作機械
「JIMTOF 2010」に見る工作機械カバーのトレンド



ステンレスの曲面構成によるカバーが特徴的なヤマザキマザックの5軸マシニングセンタ「HYPER VARIAXIS 630」。大型の窓により加工状況が見えるステンレスの曲面構成によるカバーが特徴的なヤマザキマザックの5軸マシニングセンタ「HYPER VARIAXIS 630」。大型の窓により加工状況が見える
昨年10月28日から11月2日まで東京ビッグサイトで開催された「JIMTOF 2010」(第25回日本国際工作機械見本市)。先月号の「Event」では同展を取り上げ、先進国向けハイエンドモデルと新興国向けエントリーモデルの2極化が進んでいることをレポートした。
工作機械向け部材の中でも特に板金と関係の深いカバーもまた、こうした環境の影響を大きく受けている。ここでは工作機械の板金カバーのトレンドについて続報する。

「競争力のあるデザイン開発」
難削材の複雑形状加工などに対応するスター精密のスターモーションコントロール自動旋盤「ST-38」難削材の複雑形状加工などに対応するスター精密のスターモーションコントロール自動旋盤「ST-38」
ヤマザキマザックは、同社のすべてのラインナップを“奥山デザイン”に統一し、「新たなマザックデザイン」としてPRした。
同社はこれまでも、人間工学(エルゴノミクス)を採り入れ、製品の使いやすさを追求した「競争力のあるデザイン開発」(同社プレスリリース)を推進してきた。2008年10月にインダストリアルデザイナーの奥山清行氏((株)KEN OKUYAMA DESIGN)とコラボレーション契約を結び、1年後の2009年10月にコラボ製品第1弾として「HYPER VARIAXIS 630」を発表。同機は2010年度グッドデザイン賞と、第40回機械工業デザイン賞に選ばれている。


つづきは本誌2011年1月号でご購読下さい。